ココナッツシュガーのお話し
ココナッツシュガーは、ココナッツの花蜜を煮詰めて作られています。
ココナッツの木の上には黄色い花があり、雄雌同株で同じ花に「おしべ」と「めしべ」があります。
花が開花する前は苞(ほう)に包まれており、その苞に切り込みを入れて、ぽたぽたと落ちてくる
蜜を竹筒などで採取します。
切り込みを入れると、その苞からはココナッツの実が取れなくなるので、ココナッツ農家さんは、実を取るか、花蜜を採るかを選択します。
1本の木から1日約1リットルほどの花密が採取できます。
夜中の太陽が出ていない時間に集めたものが、美味しいココナッツシュガーになります。
採れたてのものはほんのりと薄茶色がかった透明色で少しコクのある乳酸菌飲料に似た味でゴクゴク飲むことができるほどの濃さです。
英語ではこの蜜のことをSap(樹液)と言ったり、Nectar(蜜)と言ったりします。
ココウェルでは「花蜜」と説明していますが、中には樹液と書いているサイトなどもあります。
採取された花蜜はpHを測ります。
pHがある一定の値より酸性に傾いているとシュガーを作ることができなくなり、お酒(トゥバ)やお酢として利用されます。
採取してからはどんどん酸化が進むので、農家さんは酸味が出る前に花蜜をゆっくりと煮詰めて水分を取り除き、蜂蜜のようなどろっとした状態にします。
市販のココナッツシュガーの中には酸化を食い止めるためにマンゴスチンなどの果汁液が添加されているものがあります。
ココナッツシュガー本来の優しいを甘みを感じるには、そういったものが添加されていないものを選びましょう。
そしてさらにそこからじっくりと低温で火にかけていくと、徐々に結晶化してココナッツシュガーになります。
ココナッツシュガーの品質は火の温度と水分量に左右されます。
一般的にココナッツシュガーは、色が薄く、水分量が低いほど品質が良いとされています。
(火が強すぎると色が濃い茶色になり、水分が多いとダマになりやすく粒子が粗くなります。)
こうして作られたココナッツシュガーは、黒糖に似たまろやかな甘みと香ばしさがあります。
ココナッツシュガーと聞いて、
ココナッツの甘い香りを想像される方も多いですが、ココナッツ特有の甘い香りはしません。
ココナッツシュガーにはマグネシウムやリン、亜鉛といった必須ミネラルが多く含まれ体に嬉しい成分がたくさん含まれています。
また、GI値が35なので、血糖値の上昇が緩やかでインスリンの過剰分泌を防げ身体に優しいお砂糖です。
(一般的なGI値は上白糖が約99、三温糖が約108、黒糖が約99、蜂蜜が約90です)
コーヒーや紅茶に入れるのはもちろん、普段のお料理にも幅広くお使い頂けます。
無添加・無漂白なので、薄茶色でお料理には少し色がつきますが、コクがでてどのお料理も美味しく仕上がります。
※ココナッツシュガーとよく混同されるパームシュガーは、ヤシ類の花序や幹の樹液から採取できる砂糖の総称で、主にサトウヤシとニッパヤシから作られています。
<ご愛用者さまのレビュー紹介>
・和食に使っても、癖はなく、優しい味になります。お菓子に使うとコクがでて、甘すぎず美味しく仕上がります。一度使うと、白い砂糖には戻れません。(20代/女性)
・ミニサイズを試し買いした後、惚れ込んで大きいサイズを注文しました。とても使いやすいです。アイスボックスクッキーの周りのグラニュー糖の代わりに使用したら、香ばしくてすごく美味しくできました。(非公開)
・小さい方自分用に購入して、こちらの方を両親に購入しました。両親共、糖尿病予備軍なので、こちらの砂糖を使ってもらおうと思います。(40代/女性)
・さらさらとして使いやすいです。私はココナッツウォーターを作って飲んでいます。味は、ほんのり甘く、匂いは香ばしいので美味しく飲んでいます(非公開/女性)
・甘くて美味しい…普段から、黒糖やサトウキビ糖などを使ってますが、その中でもこくがあって美味しいです。ヨーグルトに入れて子供に出したら、練乳だ!と勘違い。笑 G1が低いので安心して食べられます。でも、十分甘いですよ。(非公開)