特集 フェアトレード製品が注目される理由
特集 フェアトレード製品が注目される理由
フェアトレードという言葉を聞いたことがありますか?
コーヒー、紅茶、チョコレート、コットンなどの商品でよく使われている言葉です。フェアトレードとは、直訳すると「公平・公正な貿易」です。開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入し、立場の弱い生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易の仕組み」のことをいいます。
ココウェルは、2004年の設立からフェアトレード認証にとらわれず、独自の目線でフィリピンの生産者と対等な取引を心がけてきました。今回の特集では、世界のフェアトレード事情をご紹介します。
世界と日本のフェアトレード事情
フェアトレードは、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)の17目標全ての達成に寄与するともいわれており、貧困の改善だけではなく地球環境の保全にもつながるとして注目を集めています。そうした状況もありフェアトレード認証商品も多くなり、国民一人当たりの購入額も年々増加しています。
立場の弱い生産者は、利益を求める販売先から安く買い叩かれます。コスト削減のために児童を働かせ、生産量を増やすために過剰な農薬を使って環境破壊や生産者の健康をおびやかす問題につながっています。
これらを解決する手段のひとつとして適性価格での取引を行うことが重要になってきます。
日本でもフェアトレード製品は広がってきましたが、環境問題への意識も高い欧米に比べるとまだまだ差は大きく、一人当たりの年間購入額は、スイスと比べて108倍の差があるという結果がでています。
ココウェルのフェアトレード
ココウェルは、設立当初からフィリピンの中でも立場の弱いココナッツ農家への支援を目的とした活動を行いながら、生産工場とも連携をとって日本での商品販売を行っています。
そして、ココウェル商品の売り上げの⼀部を社会貢献活動に利⽤する⽀援基⾦を立ち上げ、ココナッツを通じてココウェルとお客様が⼀緒になって社会貢献をする活動を続けてきました。これは、劣悪な環境で働かざるを得ないフィリピンの人たちと対等に仕事をするための支援です。
ココウェルが始まってもうすぐ19年(※)、これからも健康的で安全安心な製品をお届けし、フィリピンの貧困や、環境問題の解決を目指します。
※ココウェルは、2023年8月16日で19周年を迎えます。
毎年5月の第2土曜日は世界フェアトレード・デー
World Fair Trade Organization
世界中で一斉にフェアトレードをアピールする日。
この日は関連イベントが各国で行われます。
身の回りにある商品がどのように製造、販売されるのかを考えるきっかけの日になればと思います。
2023年は5月13日(土)です。
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