補助犬について
今晩のClubhouse「オーガニック&サステナブルトーク〜エシカル社長たちのフリーな語らい」では、愛犬のエコロジカルドックライフを提案されているecodog戸松社長から「人のために働く補助犬を知り、できることをしよう」というテーマでお話いただきました。皆さんは補助犬のことをどれくらいご存知ですか?知らないことも多かったので、少しまとめてみました。
補助犬とは、”盲導犬”、”聴導犬”、”介助犬”の3つに分類することができます。
目の不自由な人が安全に外を歩くことができるように、段差や曲がり角などを教えてくれるのが盲導犬。耳が不自由な人が、電話が鳴ったり、車のクラクション、目覚まし時計の音などを知らせてくれるのが聴導犬。そして手足が不自由な人に代わって、落としたものを拾ったり、ドアを開けたり、着替えの手伝いをしたりするのを手伝ってくれるのが介助犬です。
特別な訓練を受けて、障害のある人たちの生活を支えてくれているこれらの補助犬ですが、ここ数年はその数が減ってきているようです。厚生労働省のサイトによると、2021年4月1日現在で盲導犬が861頭、聴導犬が63頭、介助犬が60頭しかいないようです。その理由の一つが認知不足があるとのことでした。
皆さんは身体障害者補助犬法という法律をご存知でしょうか?私はこういった法律があることは恥ずかしながら知りませんでした。
身体障害者補助犬法というのは2002年に公布され、交通機関や公共施設に補助犬が同伴できるようになりました。翌2003年からはスーパーマーケットやレストラン、ホテルなどの施設にも同伴できるようになりました。また2007年にはさらに一部が改正され、各都道府県や市区町村に相談窓口が設置されたり、一般の一定規模以上の民間企業においては身体障害者の補助犬使用の受け入れが義務化されました。
身体障害者補助犬法によって施設では補助犬の受け入れを拒否できませんが、この法律の認知があまり進んでおらず不適切な対応をする病院やレストランなども未だにあるようで、補助犬ユーザーの方々の負担となっています。補助犬ユーザーの方々へのWelcomeの気持ちと、認知向上のためにも以下のようなステッカーがもっと活用されるべきですね。
今回のclubhouseでは、実際の介助犬と一緒に生活をされている方の生のお話しも聴くことができましたが、それまでは外出が億劫だった障害のある人が補助犬のおかげで外で活動できるようになり、性格も明るくなった方も多いようです。私たちももっと補助犬への理解を深める必要があると感じました。