ココナッツ専門店ココウェル

4月12日まで予定されていたフィリピン・ルソン島全域で実施されているロックダウン(フィリピンでは「強化された「コミュニティ隔離措置」と呼ばれます。)が、4月30日まで延長されることになりました。

食料などの生活必需品を購入するための外出を除いて、移動を大幅に制限されています。

フィリピンでは、路上で暮らすストリートチルドレン等も多く、路上を行きかう人たちを対象に物を売るなどの商売をしたり、物乞いをしたりしてわずかな収入を得て暮らしています。そのため路上に人がいなくなると、そのわずかな収入さえなくなり、食料も買うこともできません。

フィリピン政府は、低所得者層を対象に現金給付を行っているようですが、現状では必要な世帯の4割以上に支援が行き届かないという指摘もあります。

4月9日の時点でフィリピンの感染者数は4,076人、うち死者数は203人と増加傾向で、東南アジアの他の国に比べて感染拡大のペースが早いと指摘されています。

ロックダウンの期間延長は感染拡大を防ぐ意味では仕方のないことですが、路上で暮らすストリートチルドレンやその家族の生活はますます困窮すると思われます。