パパが繋がることが、家庭も地域も社会も笑顔にする
ココナッツ情報マガジン「ココナティスト」
COCONUTIST 2023・Autumn
ココウェルと考える“SDGs”
パパが繋がることが、家庭も地域も社会も笑顔にする
「ココウェルと考える“SDGs”」公開インスタライブインタビュー。
NPO法人ファザーリング・ジャパン関西(通称:FJK)代表理事の櫻井一宇さん、副理事の淺山貴宏さん、理事の牛山太郎さんをお招きしました。
interview:
NPO法人ファザーリング・ジャパン関西 代表理事
櫻井 一宇(さくらい かずたか)さん
NPO法人ファザーリング・ジャパン関西(FJK)は、『「父親らしさ」「父親ならでは」が、家族、組織、社会に良い影響を与え、子育ての概念が変わる』というミッションを掲げ、父親同士の交流を行いながら活動されています。
活動について教えてください。
FJK 淺山:東京から始まった団体で、関西支部は2013年に法人化しました。任意団体も含めると北海道から沖縄まで各地で活動しています。団体名は「father」と「ing」の造語で、「父親を楽しむ」という意味を込めています。
FJK 櫻井:スローガンは「笑ろてるパパがええやん」。育児休暇の取得や家事参画はあくまで手段で、父親同士が繋がり社会を変えていく、何より父親が笑っていることを目指しています。関西の会員は104名で8割がパパですが、未婚の男性や女性も参画しています。
ココウェル代表 水井:2人目出生時に3ヶ月弱の育休を取得しました。パートナーにはママ友がいますが、僕にはパパ友がいない。他のパパの育休中の過ごし方や家族との関わり方を知りたいと思いました。
FJK 牛山:近年パパ友がほしいとおっしゃる会員さんが増えました。そんなニーズに応えるため、行政や企業と連携したイベントも開催しています。
SDGsの観点からも男性の育休取得率の向上は、ポイントです。
櫻井:男性の育休取得率は2021年度で13.97%(厚生労働省調べ)。
2025年度に50%、30年度に85%に引き上げる考えを首相が示しています。徐々に環境は良くなっています。育児に限らず介護しながら働く時代。人材確保のためにも、企業は戦略的に育休を取得できる環境づくりをしていく必要があります。
淺山:実は、日本の育児休業制度は世界トップクラス。今後はジェネレーションギャップを埋めながら、価値観や文化を変えていくことが求められています。
水井:昔は祖父母と同居し、ご近所付き合いがあり、地域で子育てをしていました。今は核家族が主流になったので行政支援の拡充も大切ですよね。
櫻井:苦しい方ほど行政サービスからこぼれ落ちやすいので、NPO法人がセーフティーネットになりたいです。子どもを幸せにするには、子どもの友達も地域も幸せでないとなりません。そう考えると、父親としての役割はまだまだあります。
男性の育児参画が増えることが、社会に笑顔を増やしますね。
牛山:パパ同士が繋がることで、家庭だけではなく地域も盛り上げていけます。各家庭だけで子育てするのではなく、みんなで子育てすることで上機嫌に過ごせる人が増えるのではないでしょうか。
櫻井:会社の代表が育休を取得すると、視野が広くなり視座も高まります。懐の深い経営者として、地域社会にも貢献できるはず。子どもにより良い社会を残すために、父親としての役割を果たしていきたいですね。
水井:僕もFJKの活動に参加させてもらい、パパ友をつくります。
インスタライブのご視聴
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