オイルが変わるとカラダが変わる! 再掲載版
特集 オイルが変わるとカラダが変わる!
今回は、2018年Autumnで掲載した際に大きな反響があった特集記事を改めてご紹介します!
油への関心は、前回の掲載時よりも増しており、調査会社によるアンケート結果で食用油を購入するときの重視点として6割の人が「油の種類」という回答でした。さらに「価格」「容量」よりも「効果・効能」を期待して購入しているという回答も近年増えています。
用途に合わせて油を使い分けているだけでなく、健康への意識の高まりにより油の選び方が変わってきています。
※参考:マイボイスコム株式会社「食用油に関するアンケート調査(第3回)」
「脂質」にしかできない役割
三大栄養素の一つである「脂質」には、エネルギー源になる、生体調節物質(ホルモン)の材料になる、細胞膜や核膜を作るといった役割があります。
特に生体調節物質や細胞膜・核膜の材料になることは脂質にしかできない役割です。
体を構成する「細胞」は脂質でできている。
体は約37兆個もの、さまざまな細胞でつくられています。この一つ一つの細胞がいかに元気であるかがとても重要で、私たちの健康に大きく関わっています。生命を維持するために、毎日約15兆個の細胞が死に、新しい細胞が生まれています。すべての細胞には核と細胞質があり、それらは「細胞膜」と呼ばれる脂質で組成された膜で覆われています。細胞膜は、「リン脂質」と呼ばれるものが二重の層になって作られています。リン脂質にどんな脂肪酸が配置されるかによって細胞膜の働きが異なってくるため、体にとって必要な脂質(オイル)を適切に選ぶ必要があるのです。
細胞膜の役割
細胞膜にはとても重要な役割があります。
●ウイルスが細胞内に入るのを防ぐ
●特定の場所から栄養素を取り込む判断をする
●老廃物を排出する
原料は脂質!おもな体の部位
▶︎脳
脳の約60%は脂質。この脂質は神経伝達細胞の構成成分として存在し、非常に重要な役割をしています。
▶︎目
目の表面の角膜を作っているのは「ワックスエステル」という脂質。また上下の瞼の縁にあるマイボーム腺からは涙にとって大切な成分のひとつになる脂質を分泌しています。
▶︎心臓・血管
血管壁も、赤血球や白血球の細胞膜も脂質でできています。しなやかで弾力性に富んだ血管を保つためにも脂質は必要不可欠です。
▶︎皮膚・付属器官
一番外側で皮膚をバリア・保護しているのが皮脂。 付属器官である爪や髪、汗腺や皮脂腺にも脂質は必要不可欠です。
▶︎ホルモン
代謝の活性をコントロールする体内のホルモンのもとになるのも脂質です。
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