最終更新日:2022年5月2日 「ランバノグ」を使った梅酒レシピを追加しました。
世間ではそろそろ「梅仕事」が活発になっていますね。
でも、レシピサイトには「梅を漬けるには氷砂糖がマスト」「未精製の砂糖だとうまくできない」と掲載されているものが多く・・・
レシピに書かれた砂糖の量の多さに引いてしまい・・・「作ったからには全部食べ切らないといけないけど、この砂糖でするのはいやだな・・・」とためらっている方もおられるかと思います。(私もそのひとりでした)
特に、有機ココナッツシュガーをご愛用くださっていて、そのやさしい甘さがやみつき!という方からするとなかなかのハードルです。
でも!一昨年ココウェルカフェで開催された、梅酒作りのワークショップで転機が訪れました。
和歌山県の「東農園」さんの梅と有機ココナッツシュガーで作る梅酒。「え、いいの・・・?」という不安は、1年後に味見をしたときに吹き飛びました。
美味しいのです。そりゃそうです。ココナッツシュガーなのですから。
昨年は自宅で梅酒に加えて梅シロップも作ってみました。汗をたくさんかいた後やお風呂上りに、お水や炭酸水と割って飲むと最高です。
今年はみなさまにもぜひトライしてみてほしい!と思い、「なぜ氷砂糖じゃないといけないのか」を改めて調べてみました。
なんと!実は「どんな砂糖で作ってもいい」ということがわかりました。
氷砂糖がいいとされる理由はただひとつ。「漬けた梅がシワシワにならないから」・・・え!それだけ?
浸透圧で梅のエキスを抽出するのに、ゆっくり溶ける氷砂糖が適している、ただそれだけのことでした。
他の砂糖は、上白糖でもきび糖でも、溶けるのが早いから梅から急激にエキスが出てしまうよ、シワシワになるよ、ということのようです。
こじつけかもしれませんが、有機ココナッツシュガーもどちらかというと「溶けにくい砂糖」だから美味しくできるのかな?とふと思いました。
低GIだから血糖値が急上昇しないので、他の砂糖で作るよりも体への負担は少なくなります。
また、有機ココナッツシュガーにはミネラル分が含まれるので、梅のクエン酸との相乗効果で体の回復を助けてくれます。
梅雨入りが早かった今年は猛暑日も増えると言われているので、体へのダメージも大きくなることが予想されます。
まずは使い道いろいろ!な、梅シロップ作りから始めてみてはいかがでしょうか??
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梅シロップの作り方
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(作りやすい分量)
梅 1kg
有機ココナッツシュガー 1kg
純米酢 適量
1)梅は水洗い後ヘタを取り、水分をきれいにふき取る。
2)清潔なビンに、梅とココナッツシュガーを交互に入れる。
3)1日置いて梅から水分が出てきたら、ビンの中に純米酢を2周回し入れてふたをする。
4)シュガーが溶けるまで、純米酢となじむように優しくビンをゆする。
5)毎日1回、ビンをゆする。4日ほどでできあがります。さらになじませる場合は、プラス3~6日置く。
https://www.cocowell.co.jp/company/recipe/227/
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梅シロップの飲み方
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・水や炭酸水で割る
・お湯で割る
・ランバノグで割る
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梅ジャムの作り方
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お鍋に実を入れ、少しシロップを加えて弱火にかける。
実を潰して種をよける。甘みが足りない場合はココナッツシュガーを足す。
粗熱が取れたら消毒したビンに入れて冷蔵保管。(2~3ヶ月目安で食べ切ります)
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梅ジャムの使い方
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・トーストやパンケーキに塗って
・ヨーグルトにトッピング
・煮込み料理の隠し味に
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簡単スペアリブ
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約10cm8本分(豚バラブロックでも)
1)強めの中火で肉に焼き目をつける。
(中まで火を通す必要はありません)
2)梅ジャム大さじ3~4、醤油30ml、お酒30mlを混ぜたものを加える。
3)蓋をして弱火にし、時々ひっくり返しながら10分ほど煮込む。
4)蓋を開けて中火にし、ソースを軽く煮詰める。
※ 1)で有機エキストラバージンココナッツオイルを小さじ1入れてから焼くと風味付けになります。
※肉を焼いて出た油も拭かずにそのままソースとなじませます。
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ランバノグ梅酒
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(作りやすい分量)
梅 400g
有機ココナッツシュガー 250g~420g
ランバノグ 750ml(1本)
1)梅は水洗い後ヘタを取り、水分をきれいにふき取る。
2)清潔なビンに梅、シュガーの順に層を作るように重ね入れる。
3)ランバノグを入れる。(梅が完全にかぶるように)
4)直射日光の当たらない、できれば戸棚の奥で保管する。
※3か月後には飲めるようになりますが、長く置いた分旨みが増します。
※法律上、自宅用であってもアルコール度数20度以下のお酒で果実酒を作ることはできません。(ランバノグのアルコール度数は40度です。)
今年の梅仕事はぜひ!!ココナッツシュガーとランバノグでどうぞ。
スタッフ:もりもと