こんにちは。ココウェルのすずきです。今回は石けんの話を書きます♪
インターネットやバラエティショップをのぞいてみると、たくさんの石けんがあります。それぞれが原材料や産地、香りや製法などにこだわっていて、見ているだけで楽しくなります♪
石けんマニアといわれる人が多いのもうなずけます。
石けんの製法でいうと「コールドプロセス製法」「ホットプロセス製法」「中和法」など色々ありますが、その中でも「スーパーファット製法」という製法があります。
スーパーファット製法はそんなに簡単に作れる製法ではないため、この製法はあまり耳馴染みがないかもしれません。
石けんの主原料は油脂分です。ココナッツオイルやオリーブオイルなどの油脂分(fat)に水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)や水酸化カリウム(苛性カリ)を混ぜて反応させると石けんになります。この工程を鹸化(けんか)と言います。苛性ソーダを使うと固形石けんに、苛性カリを使うと液状やジェル状の石けんになります。
通常の石けんは主成分である油脂を100%鹸化し、油脂が石けんの中に残らないようにします。
それに対して、ココウェルで販売しているココソープは油脂分であるバージンココナッツオイルをあえて残したまま製品化できるよう、スーパーファット製法で製造しています。
一般的な油脂でスーパーファット製法を使おうとしても、石けんに残ったオイルが酸化してしまいます。ですので、この製法は酸化に圧倒的に強いココナッツオイルならではの製法といえます。
ココソープをお使いの方はお気づきかと思いますが、ココソープで洗って水で流した時、少しぬるっとした感触が残るかと思います。これが石けんに閉じ込めていたバージンココナッツオイルです。ココナッツオイルの主成分であるラウリン酸は泡立ちと洗浄力に優れていて、しっかりと汚れを落としてくれますが、しっかり洗浄しながらもつっぱらないという理想的な石けんなのです。
一般的に大量生産の石けんは短時間で安く大量に作ることができる中和法という方法を用いて数時間で生産しますが、ココソープはコールドプロセス製法を採用しているので、およそ2ヶ月もの間熟成させて仕上げます。
また、石けんは大規模な生産設備が無くても比較的小規模に生産することができます。
ココウェルのココソープはフィリピンのミンドロ島で採取したバージンココナッツオイルを使い1点1点手作りしているフェアトレード商品となります。
そのため若干の個体差はありますが、手作りならではの個性となっています。
固形石鹸は泡立てネットを使い正しく泡立てることでその真価を発揮します。
必ず泡立てネットで泡立ててくださいね!
(スタッフ:すずき)