タイでココナッツの収穫にサル。
タイでココナッツの収穫にサルが利用されているとして、イギリスなどで不買運動が広がっているというニュースがありました。
アメリカの「PETA」という動物愛護団体が、タイの複数のヤシ園を訪ねて撮った動画が7月初めにSNSなどで紹介し、不買を呼びかけたことが発端です。調教されたサルが首輪を付けられ、木に登ってココナツを落としたり、狭いオリの中で暴れたりする様子が映っています。1日に最高1,000個もココナッツを取らされ、抵抗すれば犬歯を抜かれたりすると書かれています。
PETAによる動物虐待の指摘を重く見たイギリスのスーパー大手が、相次いでココナッツ関連製品の販売停止を決めたそうで、これに対してタイの業界団体は「サルは大切な家族」として反発。タイの商務相は「観光用にココナッツをサルに取らせることはあるが、収穫には使っていない」と話しています。
以前にもタイでココナッツの収穫にサルが使われているとネット上で話題になり、ココウェルにも問い合わせが寄せられたことがありました。ココウェルのココナッツ製品を作っているフィリピンでは、ココナッツの木に登る専門の職業の人がおり、サルに登らせて収穫しているところはありません。ご安心ください。