スタッフ全員でローカーボ(低糖質)-その2-
ココウェル全員で取組んでいるローカーボ(低糖質生活)。
でもそこには、なかなか手ごわい壁?があった…
その壁を簡単に乗り越える方法がココナッツオイルにある!?
では前回からの続きです。
前回のコラムはこちらからどうぞ↓
https://www.cocowell.co.jp/blog/2017/11/15/1308/
「脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」というのはもはや過去の間違った情報です。
私たちの体は、食事から摂取した糖質が分解されてできるブドウ糖をエネルギー源として優先的に使います。
それはブドウ糖が一番使いやすいエネルギー源だから。
糖質制限をして、血液中や肝臓に溜め込まれたブドウ糖が枯渇した時、
次に体内に蓄積されている中性脂肪からケトン体を合成し、このケトン体からエネルギーを作り出せるようになっています。
これを「ケトン体回路」と呼ぶそうです。
そしてこのケトン体は脳のエネルギー源にもなります。
またこの他にも、長期間絶食した時などは体内の筋肉などのタンパク質を分解してブドウ糖を合成する「糖新生」というシステムもあります。
(これは生命の危機に陥った時に発動するシステムなので、糖質制限で筋肉が減る?といった心配はないそうです。)
つまり、私たちの体は「糖質」→「脂質」→「たんぱく質」の順番でエネルギーが使われるわけですね。
でも残念なことに糖質で溢れかえっている現代・・・
私たちの体はブドウ糖とケトン体の両方をエネルギー源として利用できるようになっているのに、糖質を過剰に摂取しがちな食生活では、ケトン体を合成するシステムがほとんど使われていません。
ブドウ糖がある限りは、あくまでも体は優先的にブドウ糖をエネルギー源として使用するからですね。
糖質制限成功のカギは、この眠っているケトン体回路のスイッチを上手くオンにすること。
でも、このケトン体回路に切替わるスイッチ…そう簡単にオンにはなりません。
それはオンになるまえに、糖質を摂ってしまうから。
糖質(とくに砂糖)には麻薬と同じくらい依存性があるのは有名な話ですね。
糖質制限をしているとある日突然、「甘いもの(糖質)」への強烈な渇望感が湧いてくることがあります。
食べたい!食べたい!食べたーーーい!
お肉じゃなく、魚じゃなく、白米が食べたい!ラーメンが食べたい!ケーキが食べたい!
これが糖質依存による禁断症状です。
この禁断症状…けっこうキツイですよね。
でもそんな欲望をすんなりと押さえてくれるのが、 ココナッツオイル なんです。
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は肝臓で分解され、ケトン体を合成します。
ケトン体は満腹中枢は刺激しますが、空腹中枢は刺激しないことがわかっています。
つまりココナッツオイルを摂取し体内にケトン体を発生させておくと、空腹をあまり感じないようになります。
(余談ですが、ココナッツオイルを食べると空腹をあまり感じなくなるのはココウェルのスタッフも実感していて、展示会や店頭販売などでしばらく食事が取れないなぁといった時は、事前に少し多めのココナッツオイルを摂り、空腹を感じることなく仕事に専念しています。)
空腹をあまり感じなければ、禁断症状の糖質を食べたい!という欲求も強く感じることもなく、比較的スムーズにケトン体回路に切り替えることができます。
またこのケトン体には、空腹中枢を刺激しない以外にも、基礎代謝を高めたり、抗酸化作用や抗炎症作用など細胞自体を若返らせる効果も認められています。
少し難しい話も入りましたが、糖質制限にココナッツオイルを組み合わせることで余計なストレスを抱えることなくスムーズに眠っているケトン体回路をオンにすることができます。
ケトン体回路がオンになった後は、適度に糖質制限をゆるめながらも、良質の油を摂り血糖値を上げない食生活を送ることが健康でいることの近道だと思います。
糖質制限中は、食物繊維が不足しがちなので、海藻や野菜などでしっかりと食物繊維も補ってくださいね!(ココナッツファイバー(ココナッツフラワー)にも食物繊維がたっぷりです♪)
スタッフ全員で取組んでいる、ローカーボ生活。また経過をご報告できればと思います(^^)